次はしない!お風呂の失敗事例10個
お風呂の失敗事例についてまとめています。失敗しない為には他の人の失敗を繰り返さないこと
が大切です。今回はお風呂に絞って事例を集めてます。失敗しないためのお風呂の選び方のコツも記載しているので、新築をお考えの方はぜひ参考にしてください。
今回はみんなの「お風呂の失敗事例」について、解説をしていきます。
実際に使い始めてから分かる、「後悔」を参考に皆様の失敗しない家づくりにつなげてください。
浴槽編
浴槽は形だけで選んでしまった。素材に違いがあるなんて知らなかった。
住宅会社の標準仕様から選ぶと、半身浴ベンチがついているかどうか?など形だけで選んでしまいがちですが、実は素材も大事なポイントです。
お風呂の素材には大きく分けて「FRP」と「人大」がありますが、素材が変わるとお掃除性がぐっと高くなるので日々の手間が大きく減らせます。
出典:TOTOサザナカタログ
上の画像はTOTOの人大(人造大理石)浴槽の説明です。
一般的なFRP浴槽に比べて人大浴槽は撥水・撥油効果が大きいので皮脂や水垢が付きづらく、お掃除が楽になります。
一度選んでしまうと変えられないのが浴槽種類なので、形だけでなくお掃除性も気にしながら選びたい所です。
断熱浴槽選ばなくて後悔
こちらも標準仕様に入っているか要確認の高断熱浴槽です。
実は浴槽のまわりには断熱材が入っているものと入っていないものがあります。
いまの光熱費が上がっている状況を考えると、断熱材が入っている浴槽を選択するのがおすすめです。
高断熱浴槽では4時間で-2.5しか温度が下がらない※ので、家族が続けて入っても暖かさが続い
ています。
※4時間で-2.5℃以下の温度低下におさえるというのが高断熱浴槽の規格となっています。
各社で呼び方が違うメーカーもありますが、いずれも規格で決められた高断熱浴槽です。
TOTO:魔法びん浴槽
LIXIL:サーモバス
パナソニック:保温浴槽Ⅱ
クリナップ・タカラ:高断熱浴槽
子供と入るならワイド浴槽にすればよかった…
戸建てのお風呂には大きく分けて4サイズ(0.75・1・1.25・1.5坪)ありますが、その中でも1.25坪以上のお風呂で選べるのがワイド浴槽です。
一般的な1坪タイプのお風呂に比べて、大型の浴槽になっているので大人一人がゆったり入って、さらに子供を横のベンチに座らせて入れることが可能です。
なかなか子供と一緒だと狭くてゆったり入れないという不満も、ワイド浴槽なら解決できます。
お子様がまだ小さい家庭などは検討してみてもいいでしょう。
大きな浴室にしたけど、想像以上に掃除が大変で後悔…
大きな浴室は快適で使い勝手もいいけど、「掃除が大変!」という後悔もあります。
じつは上で紹介したようなワイド浴槽では浴槽の「自動洗浄機能」が使えないので、基本的には今まで通り手で掃除することになります。
快適性だけでなく、掃除のことも考えて浴槽選びをすることが大切です。
そこで快適な広さと掃除の楽さを両立したい人には、最初に紹介した「人大浴槽」をおすすめします。
あまり力を入れなくても汚れが落ちるので、大きな浴室のお手入れを楽にしてくれます。
カウンター編
外せるカウンターがあるなんて知らなかった。
浴室のカウンター部分は掃除しづらく、手間になりがちなところです。
じつはこの部分、最近は外せる仕様が選べるようになっており、知らずに後悔する人も多いです。
現状ではLIXIL製の「まる洗いカウンター」が外せるカウンターとなっています。
写真のように工具なしで簡単に外すことができるので、手間だったカウンターの掃除がとても楽になります。
アパートの浴室ではカウンターが無いことも多いですが、戸建ての浴室ではカウンターが標準的に付いているので、このカウンターの清掃性は大切な部分でしょう。
カウンターや備え付けの棚がカビ過ぎて後悔。全部マグネット式で取り外せるようにすればよかった。
最近はお掃除性を考えて棚やカウンターをつけない人も増えてきました。
なぜかというと、便利だと思ってつけた棚やカウンターが使っていくうちに汚れの一番溜まりやすい場所になってしまい、大きな掃除手間になっているからです。
出典:Amazon 山崎実業 マグネットディスペンサーボトル
そうした人が収納をどうしているかというと、マグネット式の物をよく使っています。
掃除のときはずらして洗うことができますし、シャンプーボトルなどは水切れもよく、そもそも汚れづらい仕組みになっています。
窓編
お風呂の窓をやめたけど、やっぱり掃除の後は風を通したかった…
最近は減額対象としてお風呂の窓を無くす方も増えてきましたが、同時に窓が無くて後悔したという声もあります。
後悔ポイントは通風と採光です。
とくに通風に関しては、掃除のときにやっぱり窓を開けて風を通したかった!という方がいます。
今までのアパートで窓無しで生活してきた方は気にならないかもしれませんが、窓有りが前提だった方はよく検討して窓の必要性を決めましょう。
せっかく暖かい家にしたけど、お風呂の大きな窓のせいで寒すぎる
お風呂の窓の失敗例であるのが、お風呂の窓のせいで浴室が寒くなるという例です。
景色があるなら別ですが、くもりガラスを使って幅1mを超えるような大きな引き違いの窓を取るのはおすすめしません。
窓は他の壁などに比べるとほとんど断熱性が無いので、せっかく家全体を暖かくしても浴室に大きな窓があったら、浴室は寒くなってしまいます。
もし換気が目的で窓を取りたい場合は、幅30cm・高さ70cm程度の幅狭の窓があれば十分です。
その他
酸素美泡湯にこだわってパナソニックのお風呂にしたけど、今は給湯器にもオプションでつけられるの知って後悔。
最近のお風呂で人気なのが「マイクロバブル」を使ったお風呂です。
今まではパナソニックの「酸素美泡湯」が定番でしたが、最近では給湯器のオプションでも選べるようになっており、わざわざパナソニックのお風呂から選ぶ必要が無くなってきました。
メーカー | 商品名 | 備考 |
パナソニック | 酸素美泡湯 | お風呂のオプション・給湯機は自由に選べる |
サイエンス | ミラバス | 既存のお風呂に後付け。給湯器・バスメーカー共に自由に選べる |
リンナイ | マイクロバブルバスユニット | ガス給湯器のオプション |
ダイキン | ウルトラファインバブル入浴 | エコキュートのオプション・浴室内に空気の取り込み口が必要 |
上記のメーカーがマイクロバブルを選べる会社の代表例となります。
パナソニック以外はお風呂のメーカーが自由という点がポイントです。
自動でお風呂掃除をやってくれる機能があるなんて知らなかった。お風呂掃除嫌いすぎて絶対つけたかった・・・
最近のトレンドでお風呂の自動洗浄機能があります。
これは浴槽やお風呂の床をボタン一つで洗浄してくれる機能ですが、まだまだ認知度が低く、ショウルームなどに行かずに決めてしまうと選び漏れてしまう機能です。
出典:TOTOサザナカタログ
洗剤を事前に入れておくだけで自動で洗剤を使ったお風呂掃除をすることができます。
まとめ
今回はお風呂の失敗事例についてまとめていきました!
みんなの失敗事例を参考にしながら、後悔のない家づくりにつなげてください。