次はしない!キッチンの失敗事例20個
今回はみんなの「キッチン失敗事例」について、解説をしていきます。
実際に使い始めてから分かる、「後悔」を参考に皆様の失敗しない家づくりにつなげてください。
水栓編
浄水器付き水栓のカートリッジ交換が手間過ぎてもうやめた
便利な浄水器付き水栓型ですが、カートリッジ交換がシンク下の物は注意が必要です。
1年に1度程度の交換頻度ですが、交換の際にはシンク下の引出しを外して、止水栓を止めて、カートリッジを交換して、引き出し戻して・・・と結構手間です。
めんどくさがり屋さんは交換頻度が少し高くても、水栓にカートリッジが組み込んであるタイプがおすすめです!
水栓は絶対シャワーホース付き!友達の家で体験したら便利さに感動した…
キッチンの減額対象でシャワー水栓が上がりますが、これをシャワーホース無しにしてしまうと大後悔…
シンク掃除のときに四隅をサッと洗い流せるシャワーホース付の水栓は、増額の価値ありです。
選んだキッチンメーカーの水栓しかつけられないと思ってた…
水栓の選択肢は「キッチンメーカーのカタログから選ばないといけない」と思われている方も多いと思います。
実際は水栓の取付穴はほとんどの水栓メーカーで共通なので、浄水器付きでなければ取り付け可能です。
最近はリクシルのナビッシュが人気で、それをほかのメーカーにつける方も増えています。
ただし自動水栓は電源が必要なので、コンセントの準備は要注意です。
落とし穴、自動水栓を選んだのに省エネ計算で不利になった。
自動水栓といえば、もっとも省エネ性能がいいイメージですが、実は省エネ計算で不利になるものがあります。
たとえば、パナソニックの自動水栓はお湯水切り替えのレバーが付いていないので、「節湯C」の対象になりません。
ZEHなどの補助金申請をする方は、省エネ計算の結果が大切になってくるので注意しましょう。
食洗機編
浅型食洗機が標準だったけど、実際食器が全然入らない…
食洗機の後悔でもっとも多いのが、「浅型問題」です。
食洗機には浅型・深型とありますが、食器点数だけで比較すると浅型で40点 深型で48点とそこまで大きな違いはありません。
しかし深型であれば、「フライパンが入る」「大きいお皿も入る」など食器点数では比べられない便利さがあります。
食洗機は標準で選べる浅型以外にも、自分の使い勝手を考えて深型も検討してみましょう。
海外製の食洗機でもキッチンと同じ扉柄が選べるなんて知らなかった!
出典: 左:RoomClip Triomadeさん 右:RoomClip Koriさん
海外製の食洗機を選ぶと、キッチンと同じ扉柄が選べないイメージがあるかもしれません。
実際はキッチンメーカーによってはオーダーでミーレやボッシュ用の扉面材を作ることができます。
フロントオープンは海外製だけだと思っていたけど、リンナイにもあったなんて…
海外製食洗器の人気の理由として、「フロントオープン」がありますが、じつは国内製でもリンナイ製にてフロントオープンが発売されています。
海外製に比べてお求めやすい値段設定にもなっているので、フロントオープンを価格であきらめて後悔する人が多いですが、リンナイ製を選ぶことで選択しやすくなっています。
出典:リンナイHP
食洗機、想像以上にうるさいから気を付けて。寝る場所との距離は必須
食洗機を使ったことがない家が食洗機を使い始めた場合、食洗機の音は想像以上に大きいです。
夜寝る時間に食洗機を回す場合は、寝室との距離感を大事にしましょう。
カウンター・シンク編
人大カウンターは白だけかと思っていたら、黒とグレーに後から気付いてオシャレだった…
黒カウンターと言えば、セラミックトップや大理石天板だけと思いきや、人大カウンターにもしっかりラインナップがあります。
トクラスなどは、お求めやすいシリーズからブラックやグレートップが選べます。
シンクと作業台のバランス変えられるの知らなかった。本当はもっと悩みたかった。
あとから知って後悔することが多い、オプションがシンクの配置変更です。
シンクの配置を変えることで、両サイドの作業台の広さを調整できるので、自分に使いやすいバランスで配置できます。
一般的には15cmですが、30cmまで広げると大きめの水切りが置けたりしますので食洗機無し派の人にはおすすめの配置です。
清潔感のある白の人大カウンター。醤油ジミで大惨事に…
人大カウンターを選ぶ人は、汚れを放置しないマメさが大切です。
とくにカウンターの上に醤油のボトルなどを置きっぱなしにすると、ボトルの輪ジミがくっきり残ってしまいます・・・
ステンレスシンクにコーティングしたら逆に汚く見えた
ステンレスシンクをきれいに保つために「コーティング剤」というものがあります。
ただこのコーティングは上手くやらないと、部分的に剥離してしまい、まだら模様になって逆に汚く見えることです。
コンロ編
やっぱりIHにすれば良かった…掃除が簡単すぎる
IHを選ばなかった後悔で最も大きかったのが、掃除の楽さです。
出典:パナソニックHP
ガスコンロではごとくを全部外してからしかできないような天板全体の掃除も、IHならサッと掃除ができます。
魚焼きグリルで網がないタイプを知らなかった…掃除の大変さに(泣)
最近では、ガス・IH問わずに焼き網無し物が増えてきました。
グリルは焼き網が当たり前と思っていて、焼き網タイプの物を選んでしまうと、掃除のずっと楽な網がないシリーズを選び損ねてしまいます。
高いIHにしたけど、使いこなすの難しすぎた…
高性能なIHにすると、実際は選びきれない程の機能がありすぎて使いこなせなかったという後悔が多いです。
「使いこなせないなら、こんな高い機種にしなくても…」と後悔しないように、必要なレベルの機種を選びましょう。
パナソニックの最新機種は焼き物だけでこれだけのメニューがあります…
出典:パナソニックHP
その他編
キッチンの高さチェック、必ず普段使う状態で確認して!
キッチンの高さは身長÷2+5cmと言われていますが、実際はショウルームで確認する人が多いと思います。
その時に注意してほしいのが、「必ず普段使う状態でチェックする」ことです。
素足で使うなら素足で、スリッパならスリッパで測って下さい。
靴で測るのは絶対NGです!
コンセントが足りなさ過ぎる。調理家電の使用は想定しといて!
調理家電を使おうと思ったときに、コンセントがなくて後悔する人が多いです。
少なくとも、キッチンのカウンター廻りに1個、背面に2つは用意しましょう。
特にフルフラットのキッチンの場合はキッチン前の壁がないので、フロアコンセントなど工夫が必要です。
最近流行りのオープン戸棚。あの高さに届く人いるんですか?
出典:ウッドワンHP
最近こういったオープン収納が流行っていますが、高さや前後の位置等は注意して設置しましょう。
つけたものの、そもそも棚に手が届かず使えないという方も多いオプションです。
なるべく手前側に寄せるなどして、届きやすい設置方法を検討してみましょう。
勝手口は使わなかった。しかも冬が寒い…
勝手口は、いまや定番の減額ポイントになっています!
扉の性能によっては15~20万円程度の減額となります。
そんな場所が、活用頻度低かったら後悔しますよね…
また冬の勝手口からの冷気は、距離が近い分かなり寒く感じます。
キッチンのゴミ箱スペース、2つ分しか用意していないと足りないよ?
ゴミ箱スペースはあとから増やしづらく、足りないと後悔するポイントとなります。
燃えるごみと燃えないゴミで2つ!の予定だと、空き缶やペットボトルなども考えると足りなくなりますし、地域によっては分別が細かくもっと必要になるでしょう。
45Lを想定すると、ゴミ箱の幅は30cm程度となりますので、4つで120cm程度の幅が必要となります。
まとめ
今回はキッチンの失敗事例についてまとめていきました!
みんなの失敗事例を参考にしながら、後悔のない家づくりにつなげてください。