その家…本当に必要ですか?
こんにちは!オウチの学校代表の澤村です。
突然ですが本当にそのマイホームは必要でしょうか?
「子どもたちが大きくなって賃貸が手狭になったのでマイホームを計画してる」 「両親と住むことになって二世帯住宅を考えている」 「家賃を払い続けるのがもったいなくなったので新築を建てる」
など、新築住宅を建てる理由はそれぞれにあると思います。
では、なぜこのようなことをお話しするかというと、 「マイホームを建てる!」ということは家族にとって素晴らしい事であり、 人生にとっての一大イベントでもあります。 しかし、マイホームを建てよう!と決めた日から 家を建てることが目的になってしまい 肝心なことが抜け落ちてしまっているということもあるので、 しっかり足元を見つめ直すことが必要なのです。
資金計画は出来ていますか?
最近では住宅ローンを組むのに「頭金なし」を選ばれる方が多いようです。 その理由の大きな一つに、昨今の住宅ローンの金利の低さにあります。 ひと昔前は頭金として1割~2割は用意すべきだと言われていましたが、 現在の低金利の状況や住宅ローン控除などのメリットを考えると 「頭金なし」という選択肢も十分ありだと言えます。
しかしながら、この「頭金なし」には少し注意が必要です。 「貯金あり頭金なしで購入する人」と 「貯金なし頭金なしで購入する人」では全く意味が異なります。
例えば3,000万円で土地建物を購入した場合、それ以外にかかる費用として 不動産の仲介手数料、登記費用、住宅ローンの保証料や手数料、火災保険料などの諸経費がかかります。 物件によって費用は異なりますが、3,000万円に対して6~8%(180~240万円)ぐらいの諸経費を見ておく必要があります。 ※場合によってはもっとかかる場合もあります。
また、それ以外にもかかってくる費用として、 引越費用や、エアコン、カーテン、インテリア家具、家電など 新築に合わせて買い替えたくなるものはたくさんありますよね。 さらに、忘れた頃にやってくる固定資産税なども落とし穴の一つです。
このように意外とマイホームを購入・維持するには、いろんな費用がかかってくるのです。 ですので「貯金なし頭金なし」で購入する場合は、 まず現金の支出がいくら必要なのかを明確に知っておく必要があり、 必ず専門家の意見を聞いておくことをおススメします。