次はしない!お金の失敗事例!
家づくりにおける「お金」の失敗事例についてまとめています。失敗しない為には他の人の失敗を 繰り返さないことが大切です。今回はお金の話に絞って事例を集めています。失敗しないための コツも記載しているので、新築をお考えの方はぜひ参考にしてください。
今回はみんなの「お金の失敗事例」について、解説をしていきます。
実際に使い始めてから分かる「後悔」を参考に皆様の失敗しない家づくりにつなげてください。
住宅ローン編
団体信用生命保険に入らなかった・・・
住宅ローンの特約でついてくる団体信用生命保険は、契約内容にもよりますが契約者が死亡またはがんなど指定の病気になった場合に、ローンの支払いが免除となります。
ほとんどの金融機関で加入が必須となっていますが、フラット35では加入が任意となっていますので入られない方もいます。
収入が夫婦のうちどちらかに偏っている場合はとくに加入を検討したほうがいいでしょう。
高額な死亡保障が付いた保険に加入している方は、住宅の購入を機に保険を解約した費用で団体信用生命保険に加入するのもアリです。
支払い金額の低さだけで変動金利を選んでしまった・・・
住宅ローンを検討する際に、半数以上の方は変動金利を選びます。
しかし今の金利状況ですと、変動金利は支払い開始時がもっとも支払いが少ないため、もし金利が上がった際には支払金額が上がります。
変動金利を選ぶ場合は、金利の変動にも耐えられる計画を立てるようにしましょう。
頭金が貯まるのを待っていたら家を買うのが遅くなってしまった
頭金があると安心感がありますが、貯めることを気にするあまり家の購入になかなか踏み切れなかったという後悔も多いです。
例えばここ2~3年で見ると、購入タイミングが遅れることで家の単価が大きく上がり後悔される方がいます。
適切なタイミングを見極めることは難しいですが、せめてライフプランに合わせた購入を進められるといいでしょう。
補助金編
確定申告を忘れて、住宅ローン控除を受けとれなかった・・・
多くの場合は住宅会社が伝えてくれますが、住宅ローン控除は必ず確定申告が必要です。
購入後5年を過ぎると申請出来なくなってしまうので、購入した翌年の確定申告は必ず実施しましょう。
契約のタイミングがずれて補助金を受け取れなかった・・・
補助金はその種類によってタイミングやルールが変わってきます。
補助金によっては申請期間が数ヶ月というものもあるので、もし取得を目指す補助金があるのであれば逆算してスケジュールを決める必要があります。
とくに契約・着工・完工のタイミングは補助金の規定に含まれていることが多いので注意が必要です。
税金編
固定資産税など税金の支払いを甘く見ていた・・・
賃貸と持ち家で大きく違うところは家にかかる税金です。
住宅ローンの支払金額を家賃と同じ感覚で決めてしまうと、年末にやってくる固定資産税の支払いに困ってしまう可能性があります。
軽減期間を終えると十数万円前後の固定資産税が発生するため、この金額を予定しておくことが大切です。
家の性能が違うと税金で優遇されるなんて知らなかった・・・
税金と家の性能に関係があると知っている方は少ないかもしれません。
高性能住宅を建てることで下記のような税金の優遇を受けることができます。
登録免許税:0.15%→0.1%(認定長期優良住宅)
固定資産税:1/2に軽減期間が3年→5年(認定長期優良住宅)
贈与税:非課税枠500万円→1000万円
(いずれか1つを満たす場合:断熱性能等級4・耐震等級2・高齢者等配慮対策等級3)
単価の高い高性能住宅ですが、こうした税金の優遇がある点もおさえておきましょう。
資金計画編
返済をボーナスに頼りすぎてしまった
資金計画で失敗しがちな点が、支払いをボーナス払いに頼りすぎてしまうことです。
返済比率のみを意識してローンを借りてしまうと、こうしたことになってしまうので「本当に払っていける金額はいくらか?」を意識して資金計画を組むことが大切です。
FPなどに相談して、ライフプランも合わせた資金計画を作っておくと失敗が少ないでしょう。
住宅費=家賃と考えていたが予想以上に費用が掛かった・・・
資金計画をするときに、ついつい家賃が住宅ローンに置き変わる感覚で計画を建ててしまいがちです。
しかし戸建て住宅はローンの支払い以外にも、火災保険・固定資産税・家のメンテナンス費用など、賃貸の時には掛からなかった(または額が増える)費用があります。
なので資金計画の中にはこうした「ローン以外」の費用も折り込んだ資金計画が必要です。
その他編
土地の購入が早くなり、つなぎ融資の期間が長くなってしまった
土地なしから注文住宅を購入する場合には、先に土地を購入するので「つなぎ融資」という住宅ローンを利用される方が多いです。
このつなぎ融資ですが、通常の住宅ローンよりも金利が高いので長期間借りると通常の住宅ローンに比べて負担が増えてしまいます。
こうしたことを防ぐためにも土地の購入後からスムーズに建築に移れる準備が大切です。
具体的には住宅会社を土地の購入前から決めておき、ある程度の仕様を固めておくことです。
こうすることでつなぎ融資の期間を短くでき、余計な出費を抑えることができます。
家の建築費用だけで予算取りをしてしまい外構費用が出なかった・・・
こちらもよくある失敗事例です。
多くの住宅会社営業は契約を確実に取るために、外構費用を安く見積もりがちです。
また外構工事を請けると引き渡し時期が延びるため、そもそも受けたがらない会社も多いです。
そうした会社に当たると、外構費用の予算が残っておらず、砕石を敷く程度しかできなかった・・・というパターンもあります。
こうしたことが起きないように外構費用は自ら予算を取っておくつもりでいましょう。
約200万円~300万円程度取ってあると、多くはないですが安心できる額です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はお金の失敗例についてまとめました。
ぜひ今回の記事を参考にして、失敗しない家づくりに役立ててください。