標準仕様には注意が必要？

いろんなモデルハウスを回っていると「弊社では〇〇は標準仕様でお付けしています」と言われることがあります。

家づくりが初めての方からすると、何が標準で何が標準ではないのか？が良くわかりませんよね？
そうなんです…実はこの「標準仕様」という言葉には落とし穴があるのでとても注意が必要なのです。

例えば普通照明ぐらい付いているだろうと思われている方も多いと思いますが、住宅会社によってはオプション扱いになっていることがあります。

理由は簡単です。表向きの表示価格を安く見せるためにオプション扱いになっているのです。

その他にも「カーテン」「雨戸・網戸」「収納」など、地味に「えっ！そこもオプションなの！」ということがよくあるのでしっかり確認が必要です。

さらにこの標準仕様を複雑にしているのが「グレードの問題」です。

標準で付いていると言われ、安心していると後々どんでん返しを食らうことがあります。

例えばキッチンについてお話ししましょう。

住宅会社で「キッチンは標準でLIXILやPanasonic、TAKARAの有名メーカーから自由にお選びいただけますよ」と言われ安心していると、実際打ち合わせを進めてみると、欲しい機能が何もついていない、ほとんどがオプション扱いだったということがあります。

※決して写真のようなキッチンが標準でついているようなことはありません。

一般的なキッチンの価格帯は３０円台～１００万円台と幅が広く、施主の選ぶものによってその価格は大きく異なるのです。

このように新築住宅を建てる際の標準仕様は各社によってグレードが統一されていないため、結果的に割高になってしまうことや、希望の商品を取り付けることが出来なかったということもあるのです。

「標準仕様」＝「それぞれの住宅会社の都合」であることもしっかり頭の中に入れておくことが必要ですね。