2023年度は窓リフォームで最大200万円の補助!
2023年度は窓リフォームで最大200万円の補助!
こんにちはオウチの学校代表の澤村です。 今回は2023年度に実施される「先進的窓リノベ事業」について解説していきます!
2023年度は窓リフォームで最大200万円の補助!
1.最大200万円がもらえる先進的窓リノベ事業について
2.窓のリフォームの重要性について
3.補助金の対象工事について
4.補助金の貰いかたや期限について
5.そのほかの補助金との併用について
の5つについて話していきます。
今年の冬は強い寒波もやってきて 「家の寒さが堪えるな~」と感じた人は多いのではないでしょうか?
そんな方々には、今年2023年がリフォームのチャンスです。
今回の記事を読むことで、最大200万円がもらえる先進的窓リノベ事業のメリットや使い方をしっ かりと理解することができます。 ぜひ今回の記事を読んでリフォームの検討を始めてみましょう。
①先進的窓リノベ事業について
まずは今回のメインテーマとなる先進的窓リノベ事業について解説していきます。
2023年度は住宅に向けて、大事な補助金が3つ出ています。
それが、
「先進的窓リノベ事業」
「こどもエコすまい支援事業」
「給湯省エネ事業」の3つです。
その中で、先進的窓リノベ事業は既存住宅の窓リフォームのみに焦点を当てた補助金です。
窓のリフォームに関して、工事費材料費合わせて最大200万円の補助が受けられる近年稀にみる大型の補助金です。
②窓のリフォームの重要性について
そもそも、どうして窓リフォームにここまで大型の補助金が出るのか気になりませんか?
それは窓が家の中でもっとも熱が逃げていく場所であり、もっとも手軽にリフォームを出来る場所でもあるからです。
まずは、「窓からどれくらいの熱が逃げていくのか」についてご説明します。
日本建材・住宅設備産業協会によると、冬の家を想定した場合、屋根・床・外壁・窓・換気の5項目のうち窓から逃げる熱の量は、なんと家全体の58%です。
家の中の熱は、ほとんど窓から逃げているといっても過言ではありません。
こうしたことから、窓の性能が低いと冷暖房費が高くなったり、寒くて過ごしづらい家になったりしてしまいます。
また、リフォームという観点でも、窓のリフォームは手軽にできるというメリットがあります。
窓のリフォームには大きく、3つの方法があります。
(1)ガラスの部分だけを変える、ガラス交換
(2)今ある窓の内側に、もう一つ窓を付ける内窓設置
(3)窓の枠ごと交換する、外窓交換
以上の3つです。
外窓交換以外は手軽な工事で、ガラス交換が1か所あたり5~10分ほど。
内窓設置が1か所あたり20~45分ほどで作業が完了します。
こうした手軽な工事ながらも、窓から逃げていく熱の量は、1/2~1/3程度まで減らすことができます。
それにより、暖かさや、省エネ性はもちろんのこと、結露の悩みなども大幅に改善されます。
ここまでで説明したように、窓リフォームは手軽ながらも、効果の大きいリフォームなのですが、実際は窓の材料費が高く、窓リフォームをする人は、そこまで多くはありません。
しかし、今回の補助金が出たことで、ネックとなっていた窓の材料費が、大幅に軽減されるので、今後窓リフォームで快適な生活を手に入れる人は、どんどん増えていくと予想されます。
③補助金の対象工事について
それではここから今回の補助金について、具体的に解説していきます。
まず期間についてです。
今回の先進的窓リノベ事業の期間は2022年11月8日から2023年12月31日の期間に「契約」された方が対象となります。
またリフォーム完了の期限も契約と同じ12月31日です。
一点注意点として、補助金は予算上限が決まっているので、この期間よりも早く、期間が終了してしまう可能性があります。
気になった方は早めの工事をすることをおススメします。
次に対象工事についてです。対象工事は、既存住宅の窓リフォームを対象としており、ガラス交換、内窓設置、外窓交換の3つの工事方法が対象となっています。
今回の補助金の特徴として、「高性能な窓を採用すること」が条件となっているので商品の選定には注意が必要です。
また、個人が住んでいる住居用の物件が対象となるので、事務所など住居用ではない物件は使うことができません。
次に補助額についてです。
今回の先進的窓リノベ事業の補助額は最大200万円となります。
補助額の計算は別途決められた、工事方法、サイズ、窓の性能の3つの条件から
1か所当たりの補助額が決まります。
例えば、リビングの掃き出し窓に内窓を付けた場合、最大124,000円がもらえます。
補助額を計算するときの注意点として、補助額は工事代金の最大50%までという
制限があるので、注意しましょう。
④補助金の貰いかたや期限について
それではいよいよ「リフォームをしたい!」となった時にどうすればいいのか、補助金を貰ったリフォームをする方法をお伝えしていきます。
先進的窓リノベ事業を使ったリフォームの進め方は、大きく4つのポイントがあります。
1つ目は先進的窓リノベ事業の登録事業者を探す
2つ目は工事する箇所を決める
3つ目は工事が着工した段階で、予約申請を行う
4つ目は期間に間に合うように申請を完了する
以上の4つです。
それでは一つづつ解説していきます。
まず先進的窓リノベ事業の補助を受けるには「登録事業者」に工事をしてもらう必要があります。
これは、登録事業者が皆様に代わって補助金の申請をしてくれるためで、必ず登録事業者からの申請が必要になります。
皆様との契約後に登録事業者になることも可能ですが、事業者登録が終わってからでないと着工できないというルールがあるので、工事をスムーズに進めるためにも、初めから登録事業者になっている会社に依頼するのがいいでしょう。
※登録事業者は「住宅省エネ2023キャンペーン」というサイトで検索することができます。
次に工事個所の選び方についてです。
工事業者が決まったら、その会社の見積もりと自分の予算を見ながら工事個所を決定していくことになります。
ここでポイントなのが、工事個所は部屋ごとに決めるというルールです。
例えば「北側は寒い」というイメージから、各部屋の北側の窓だけをリフォームするというのは、おすすめしません。
人は冷たい窓があると、そこからの冷気を感じてしまうので、せっかく窓リフォームをしても一ヵ所でも寒い窓があれば、結局その部屋全体が寒い部屋となってしまいます。
そうならないように、工事個所は部屋ごとに決めておき、対象の部屋は全部の窓を工事するのがおススメです。
次のポイントは予約申請です。
この補助金は基本的に工事が完了してからしか申請できませんが、実は着工後であれば補助枠の予約ができます。
補助金が予算額に達してしまうと、受付を打ち切られてしまうので予約申請は必ず行いましょう。
こうした予約はリフォーム会社が対応してくれるので、事前に予約をしてほしい旨を打合せしておくことが大切です。
最後に当たり前ですが、期間に間に合うように申請することが大事です。
今回の補助金は、予算が上限に達しなかった場合、2023年12月31日までに工事完了と補助金の申請が必要です。
また、予約をしている場合は、予約後3か月以内の申請が必要となります。
どちらも、申請には工事完了が条件となっているので、リフォーム会社には必ず工事完了後すぐに申請をしてもらいましょう。
⑤そのほかの補助金との併用について
ここからは気になる、補助金の併用について解説していきます。
基本的に補助金というのは併用できませんが、内容の重複が無ければ今回同時に発表されている「こどもエコすまい支援事業」「省エネ給湯事業」との併用ができます。
また、地方自治体実施の補助金でも、併用可能なものがあるかもしれないので、リフォーム会社に確認してみましょう。
この動画では、先ほど紹介した「こどもエコすまい支援事業」と「省エネ給湯事業」との併用について、注意点を解説していきます。
まずは、「こどもエコすまい支援事業」との併用についてです。
結論から申し上げますと、「こどもエコすまい支援事業」との併用は可能です。
これは同一契約・同一工期でも可能となっています。
併用の際の大事な注意点は、窓の性能についてですが、「窓リノベ事業」と「こどもエコすまい支援事業」では、申請できる窓の性能値に違いがあります。
窓リノベは性能が高くなるほど補助率が高くなるので、窓のリフォームに関しては、「先進的窓リノベ事業」の利用をおすすめします。
また「先進的窓リノベ事業」を申請することで、こどもエコすまいの必須条件である開口部の断熱改修の要件を満たすことができます。
そうすることで、窓リフォームと同時に行う、水廻や段差解消などのリフォームが「こどもエコすまい支援事業」の対象工事になってくるので、2023年度の補助金を余すことなく使うことができます。
次に省エネ給湯事業との併用についてです。
これに関しては、内容の重複もないので、各補助金の要件を満たせば併用可能です。給湯は窓と並ぶエネルギー使用量なので、光熱費を下げるうえで大きな効果があります。
ぜひ、窓リフォームと合わせて給湯機交換も検討してみましょう。
ということで、本日は「先進的窓リノベ事業」について解説していきました。
それでは今回の記事のまとめです。
今回は大事なことを5つお伝えしました。
1つ目は、最大200万円がもらえる大型の補助金である。ということ
「先進的窓リノベ事業」は、今までの補助金と比べても、かなり大型の補助金額で、家の寒さが気になっている方には、ぜひ逃さず使ってほしい補助金であると
お伝えしました。
2つ目、窓のリフォームをすることで、省エネと暖かさ両方の効果が得られる。ということ
窓は家の熱ロスのうち、約58%を占めています。この窓をリフォームすることで、省エネ性と暖かさを両立できるとお伝えしました。
3つ目は補助金は予算額に達すると終了する。ということ
補助金の期間は基本的には予算額に到達すると、前倒しで完了してしまいます。
最大2023年12月末までの期間となっていますが、検討している方は早めに工事を検討することをおすすめします。
4つ目はこどもエコすまいなど、他の補助金との併用も可能である。ということ
先進的窓リノベ事業はこどもエコすまいとの併用も可能で、一緒に行うことで窓だけでなく水廻りのリフォームなどにも補助金が使えるとお伝えしました。
ということで、本日のまとめは以上です。
ぜひ今回の記事を参考に、補助金を活用したお得なリフォームに挑戦してみてください。